こんにちはYukaです。
この動画では、今回のWWDCで発表された、秋から使えるようになるiPadOS 16について、詳しく解説していこうと思います。
まずは、コラボレーション関係の機能についてお話していきます。
コラボレーションAPI
コラボレーションに関しては、クロスデバイスで使えるので、iPadだけに限られた機能ではないのですが、KeynoteでもiPadの部分で紹介されていたので、私もこの動画でお話します。
メッセージアプリを介して、グループの人たちとアプリを一緒に使うことができる機能が出ます。これは、デベロッパーにAPIを提供して、各アプリに組み込むことによって、Apple純正以外のアプリでも使えるようになります。
Apple純正アプリの例としては、PagesやSafariで、共同編集をメッセージから招待できるというのを紹介しています。
今までPagesで作ったドキュメントを送ると、Pagesのファイルとして送られて、その後それぞれが編集していったらもちろん同期されませんが、メッセージを通して送ると、iCloudを通してクラウド共有され、同時に編集することができるようになります。
今までクラウド編集できなかったものを、できるようにする、というのが一番のポイントなので、これを受けて、他のアプリの開発者の方々が、どんなアプリにこの機能を入れてくるのかが、これから楽しみです。
これまでは、すでにあるアプリにコラボレーションをいかに可能にするかという話でしたが、逆の発想で、コラボレーションするための新しいアプリも開発しちゃいました。というのが英語名Freeform、日本語名「共同編集」です。
これは、新しいApple純正のアプリで、Collaboration APIを使うこと前提に作られた、共同ホワイトボードのように使えるアプリです。
このようにすでにあるアプリを対応させるだけでなく、コラボレーションを前提にゼロから作られるアプリも出てくると思います。
Pro機能
ここからお話するiPadのPro機能は、M1チップが入っているiPad ProとiPad Airのみで使えるようになる予定の機能です。
ステージマネージャ
iPadでついにウィンドウを重ねて使えるようになります!
これを使うには、コントロールセンターからステージマネージャモードをONにします。そうすると、開いたアプリがウィンドウとなって、重なりを調整したり、角を引っ張ってウィンドウサイズも変えることができます。
開いているアプリは、グループのように扱えるので、やっている作業に応じて、切り替えられます。感覚としては、Macのデスクトップ切り替えに似ているのかなと思いました。
グループ内で4つまで同時にアプリを開くことができます。
6Kまでの外部ディスプレイ表示
iPadを外部ディスプレイにつなぐと、端まで画面が表示されるようになりました!今まではアスペクト比が違って、左右に黒いバーが出てしまっていましたよね。
外部ディスプレイにつないでいるときにステージマネージャを開くと、iPadで4つ、外部ディスプレイで4つのアプリを同時に開いて作業することができます。
拡大表示
ディスプレイのスケーリングを変更して、画面により多くのものを表示できます。Split Viewを使う時に、文字をもっと小さく表示すると、一覧で多くの情報を見れるようになります。
仮想メモリスワップ
これは、iPadのストレージをメモリとして最大16GBまで拡張できる機能です。負荷の高い動画の書き出しや、ステージマネージャを使ったマルチタスクでメモリをたくさん使っていても、拡張できるようになります。
リファレンスモード
MacとLiquid Retina XDR搭載のiPad Pro 12.9インチをつないだときに、iPadに様々なカラースタンダードで映像や画像を表示できるようになります。
特に映像やっている方が重宝する機能だと思いますが、Macで編集しながら、HDRの映像をiPadで確認したりできます。
Mac側の画面がHDRに対応していなくても、HDRの動画をiPadで確認できるようになると、便利ですよね。
まとめ
M1がiPadに入っている意義がついに分かりました!
タスクマネージャと、外部ディスプレイ表示と、拡大表示を組み合わせると、かなりMacに近い感じで使えるようになるんじゃないかと思います。
このアップデートによって、M1チップとそうでないiPadを比べたときに、M1はプロ向けだったりプロダクティビティ重視という感じが強まったような気がします。
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